低分子化フコイダンの効果
低分子化フコイダンの効果
九州大学では、14年にわたり低分子化フコイダンの研究とさまざまな想定の実験が行われております。このページでは、フコイダンを低分子化した時の効果測定データや、フコイダン単体での効果についての研究データをご紹介いたします。

低分子化フコイダンの効果

 

実験1:
フコイダンの分子量の違いが、がん細胞の抑制にどのように差が出るかの検証

フコイダンの分子量の違いが、がん細胞の抑制にどのように差が出るかの検証

マウスに大腸がんの細胞を摂種させ、餌に高分子を混ぜたグループと低分子を混ぜたグループに分けて、腫瘍移植後の日数を調べました。高分子のグループでは、初期段階で腫瘍が大きくなるのを防ぐ事がわかりましたが、全体的に強い腫瘍抑制効果は見られませんでした。

その一方、低分子のグループでは、腫瘍の増殖抑制効果が継続的に認められました。生存日数においても、延命効果がはっきりと表れています。

 

実験2: 正常細胞にダメージを与えるかどうかの検証

正常細胞にダメージを与えるかどうかの検証

正常細胞とがん細胞のそれぞれに低分子化フコイダンを加えて、アポトーシス誘導について観察しました。細胞がアポトーシスを起こすとDNA量が減少するという特徴があります。そこで、細胞にレーザー光線をあて、フローサイトメトリーというDNA量を測定する装置を使い、アポトーシスの有無を調べました。

その結果、低分子化フコイダンを正常細胞に加えてもアポトーシスは全く起こさないという事がわかりました。このことから、正常細胞への毒性はないと判断できます。また、抗がん剤のような細胞全体にダメージを与える副作用は起こりません。

 

実験3: がん細胞にアポトーシスを起こすかどうかの検証

がん細胞にアポトーシスを起こすかどうかの検証

低分子化フコイダンをがん細胞の一種であるヒトの白血球細胞(HL60)に加えて実験を行いました。上記のグラフを見ても分かるように、がん細胞は増殖する事なく減少していく事が確認されました。このことから、低分子化フコイダンはアポトーシスを誘導していると判断できます。

 

実験4:
ヒト子宮がん細胞(HeLa細胞)に低分子化フコイダンを作用される検証

ヒト子宮がん細胞(HeLa細胞)に低分子化フコイダンを作用される検証

血管新生は、がん細胞がVEGF(血管内皮細胞増殖因子)が分泌して血管の成長を促進するために起こります。しかしがん細胞に低分子化フコイダンを与えると、VEGFの発現を抑制していることが明らかとなりました。

上記のグラフは、子宮がん細胞に低分子化フコイダン(濃度0.01mg/ml)を加えて、VEGFの量を計測したものです。加えていない細胞に比べて、有意にVEGFの発現を抑えていることがわかります。さらに、低分子化フコイダンは、VEGF抑制だけでなく、血管の形成を抑制することもわかっています。

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