シスプラチン(シスプラチン、ランダ 他)
■抗がん剤の種類
プラチナ製剤
■商品名
シスプラチン、ランダ他
■製造・販売会社
ヤクルト、マルコ、日本化薬他
■投与方法
点滴静注
■適用となるがん
膀胱がん、腎盂・尿管腫瘍、前立腺がん、卵巣がん、頭頸部がん、非小細胞肺がん、食道がん、子宮頸がん、神経芽細胞腫、胃がん、小細胞肺がん、骨肉腫、肝細胞がん(化学塞栓術)
■作用
がん細胞内のDNA 鎖と結合し、DNA 合成及びそれに引き続くがん細胞の分裂を阻害するプラチナ製剤の抗がん剤でCDDPとも呼ばれる抗がん剤です。
通常、点滴で静脈内に注射します。腎臓を保護するため、この注射をする前と後に点滴で水分補給を行います。吐き気を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を投与する場合があります。注射の間隔は、一緒に使用する他の薬や、状態などによって異なります。
■副作用
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、口内炎、イレウス(腸閉塞)、腹痛、便秘、腹部膨満感 |
過敏症 | 発疹、ほてり |
精神神経系 | 末梢神経障害(しびれ、麻痺)言語障害、頭痛、味覚異常、意識障害、けいれん、レルミット徴候(背部から腰部、下肢にかけての電撃痛) |
肝機能 | AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、LDH、ビリルビン、γ-GTP上昇 |
循環器 | 動悸、頻脈、心電図異常、レイノー様症状(冷感、皮膚色の変化) |
電解質 | 血清ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、リン、マグネシウム異常、テタニー様症状(筋のけいれんを起こす症候群) |
皮膚 | 脱毛、掻痒、色素沈着、紅斑 |
その他 | 全身倦怠感、発熱、めまい、疼痛、全身浮腫、血圧低下、しゃっくり、胸痛、高尿酸血症、脱水、注射部反応、血圧上昇 |
重大な副作用 | 急性腎不全、骨髄抑制、難聴、耳鳴、アナフィラキシー様症状、間質性肺炎、脳梗塞、心筋梗塞、劇症肝炎、黄疸、消化管出血、消化管穿孔 |
何故、副作用は起きるのか?
「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。
いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。
抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果
低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。
(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。
お問い合わせ先
NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。
臨床に基づいた飲用方法、がん治療についてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。
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