ビカルタミド(カソデックス)
■一般名
ビカルタミド
■薬の種類
抗アンドロゲン剤
■商品名
カソデックス
■製造・販売会社
アストラゼネカ
■投与方法
経口投与
■適用となるがん
前立腺がん
■作用
フルタミドと同じ前立腺がんのアンドロゲン受容体をブロックして働きを抑え前立腺がんの増殖を阻害する抗アンドロゲン剤です。
■副作用
内分泌 | 乳房腫脹、乳房圧痛、ほてり |
生殖器 | 勃起力低下 |
肝臓 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇、LDH上昇 |
泌尿器 | 腎機能障害、血尿、夜間頻尿 |
皮膚 | そう痒、発疹、発汗、皮膚乾燥、脱毛、多毛、光線過敏症 |
精神神経系 | 性欲減退、頭痛、めまい、不眠、抑うつ状態、傾眠 |
循環器 | 心電図異常 |
消化器 | 便秘、食欲不振、下痢、悪心、嘔吐、口渇、消化不良、腹痛 |
筋骨格系 | 胸痛、骨盤痛 |
過敏症 | 血管浮腫、蕁麻疹 |
その他 | 貧血、浮腫、総コレステロール上昇、中性脂肪上昇、倦怠感、無力症、疲労、高血糖、体重増加・減少、さむけ |
重大な副作用 | 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、白血球減少、血小板減少、間質性肺炎、心不全、心筋梗塞 |
何故、副作用は起きるのか?
「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。
いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。
抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果
低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。
(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。
お問い合わせ先
NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。
臨床に基づいた飲用方法、がん治療についてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。
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