リュープロレリン(リュープリン)
■一般名
リュープロレリン
■薬の種類
LH-RHアゴニスト製剤
■商品名
リュープリン
■製造・販売会社
武田薬品工業
■投与方法
皮下注射
■適用となるがん
■作用
LH-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)に似た構造を持つLH-RHアナログ剤でLH-RHの動きを抑制し性ホルモンの分泌を低下させる薬です。
■副作用
前立腺がんの場合
肝臓 | LDH上昇、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇 |
内分泌系 | ほてり、熱感、頭痛、不眠、顔面潮紅、めまい、発汗 |
筋・骨格系 | 関節痛、肩・腰・四肢の疼痛、歩行困難、手指等のこわばり |
皮膚 | 皮膚炎 |
泌尿器系 | 頻尿、血尿、BUN上昇 |
循環器 | 心電図異常 |
血液 | 貧血、血小板減少 |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢 |
過敏症 | 発疹、かゆみ |
その他 | 浮腫、胸部圧迫感、悪寒、倦怠感、口唇・四肢のしびれ、知覚過敏、難聴、耳鳴、発熱 |
閉経前乳がんの場合
低エストロゲン症状 | ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗 |
女性生殖器 | 不正出血、膣炎、卵巣過剰刺激症状、乳房の疼痛 |
筋・骨格系 | 関節痛、骨疼痛、手指等のこわばり、腰痛、筋肉痛 |
皮膚 | 痤瘡、皮膚乾燥、脱毛、多毛、爪の異常 |
精神神経系 | 眠気、いらいら感、記憶力低下、注意力低下、知覚異常 |
過敏症 | 発疹、かゆみ |
肝臓 | AST(GOT上昇)、ALT(GPT)上昇、ALP上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇 |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇 |
循環器 | 心悸亢進、血圧上昇 |
血液 | 赤血球増多、貧血、白血球減少、血小板減少 |
泌尿器系 | 頻尿、排尿困難、BUN上昇 |
その他 | 疲労、倦怠感、脱力感、口唇・四肢のしびれ、耳鳴、難聴、胸部不快感、浮腫、下肢痛、息苦しさ、発熱 |
重大な副作用(共通)
間質性肺炎、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、黄疸、糖尿病の発症又は増悪、下垂体卒中、心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症 |
何故、副作用は起きるのか?
「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。
いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。
抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果
低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。
(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。
お問い合わせ先
NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。
臨床に基づいた飲用方法、がん治療についてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。
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