小児悪性リンパ腫は全身病であり、治療の中心は化学療法となります。しかし、抗がん剤治療には吐き気・嘔吐・脱毛など様々な副作用が伴います。西洋医学を柱として、代替医療を取り入れる選択肢もあります。
悪性リンパ腫は「ホジキン病」と「非ホジキンリンパ腫」に大別されます（詳しくは成人の悪性リンパ腫で）。日本では小児がかかる悪性リンパ腫の約90パーセントが非ホジキンリンパ腫で、残りの10パーセントがホジキン病です。非ホジキンリンパ腫にはさらに様々な種類がありますが、日本でみられる非ホジキンリンパ腫の約90パーセントを占めます。
小児悪性リンパ腫の標準治療
通常は複数の抗がん剤を点滴によって静脈に注入し、薬が全身を循環するようにします。また、がんの進行状態によっては腹腔や特定の臓器だけに抗がん剤を直接注入する方法を実施することもあります。がん化した血球細胞を強い抗がん剤や放射線治療によって完全に除去した後に「骨髄移植」を行なうことがあります。
《非ホジキンリンパ腫で使われる抗がん剤》
《ホジキンリンパ腫で使われる抗がん剤》
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