卵巣がん、卵管がん、腹膜がんは、自覚症状が乏しく、診断時にはすでにお腹の中全体に広がっているケースが多く、発症年齢も他のがんと比べて若いのが特徴です。
治療方法は基本的に、手術で可能なかぎりがんを取り除いた後に化学療法を行い、さらに再発予防のために維持療法が行われます。
初回腫瘍縮小手術では、多臓器合併切除を要することが多く、身体への負担も大きいですが、先に手術で取り除いた後に化学療法を行う方法が最も予後良好とされています。
化学療法では、主にプラチナ製剤やタキサン製剤といった細胞障害性抗がん剤を組み合わせた方法で治療が行われます。
抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞にも影響を与えてしまうため、副作用も出てきてしまいます。
抗がん剤の副作用を抑え、効果を高める低分子化フコイダン
抗がん剤はがん細胞に大きなダメージを与えられますが、正常細胞に対してもダメージを与えてしまいます。
薬剤によって出現する副作用や程度は異なりますが、卵巣がんで主に使われるTC療法では嘔吐、手足などのしびれ、脱毛、全身倦怠感、骨髄抑制などの症状が出やすい傾向があります。
九州大学で2002年から研究が行われている低分子化フコイダンは、抗がん剤の攻撃から正常細胞を保護し、併用することで抗がん剤との相乗効果があるという結果が示されています。
抗がん剤の副作用を軽減できれば、心身共に負担も軽くなり、QOL(生活の質)を損なうことなく治療を続けられます。
また、近年の研究から低分子化フコイダンはがん幹細胞に対しても効果があることが解ってきました。
悪性腫瘍には腫瘍形成能などを持つがん幹細胞と、一般的ながん細胞に分かれており、抗がん剤の効果が出やすいのは、一般的ながん細胞で、がん幹細胞には効果が出にくいといわれています。
一般的ながん細胞をいくらたたいても、がん幹細胞が残っていると再発してしまいます。
低分子化フコイダンを抗がん剤治療と併用することで、より高い治療効果が期待できます。
低分子化フコイダンのがんに対する作用
低分子化フコイダンには、抗がん剤との相乗効果だけでなく、単独でもがんに対する作用があることが解っています。
1つ目は、がん細胞だけに働きかけてアポトーシス(細胞の自然死)に導くアポトーシス誘導作用、2つ目はがん細胞が栄養を補給するための血管を作りだすことを抑制する血管新生抑制作用、3つ目は体内の免疫細胞を刺激し、数も増やして活性化させる免疫力強化作用があります。
特に免疫力の強化は、がんという病気を乗り越えるためにとても重要となってきます。
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