病期(ステージ)は癌の進行度を示す言葉で、食道がんの治療方法を検討する時の指標となります。
食道がんのステージは原発巣の大きさ、リンパ節転移の有無、他の臓器への転移の有無などの情報を基に判断して決められます。
原発腫瘍の広がり(T因子:primary Tumor)
T1a | がんが粘膜内にとどまっている |
T1b | がんが粘膜下層にとどまっている |
T2 | がんが固有筋層にとどまっている |
T3r | がんが食道の外膜まで広がっているが、隣接する臓器へ浸潤していないので切除可能でもある。 |
T3br | がんが食道の外膜まで広がっており、隣接する臓器へ浸潤している可能性があり、切除可能境界である。 |
T4 | 明らかにがんが食道の周囲の臓器に広がっている。 |
リンパ節転移の有無(N因子:regional lymph Nodes)
N0 | リンパ節転移無し |
N1 | 領域リンパ節内のリンパ節転移が1~2個 |
N2 | 領域リンパ節内のリンパ節転移が3~6個 |
N3 | 領域リンパ節内のリンパ節転移が7個以上 |
遠隔転移の有無(M因子:distant Metastasis)
M0 | 遠隔転移無し |
M1a | がんから離れたリンパ節への転移があるが、切除による効果が期待できる。 |
M1b | M1a以外のがんから離れたリンパ節への転移と遠隔転移がある |
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