病院以外の相談窓口として全国に医療安全支援センターが配置されています。医療安全支援センターは医療法の規定に基づき都道府県、保健所を設置する市および特別区など、全国で300箇所以上配置されています。医療に関する苦情、心配ごとの相談や医療安全に関する助言および情報提供を行っています。
医療安全センター 事業内容
- 患者・住民からの医療に関する苦情・相談に対応するとともに、医療機関に対して必要に応じ助言をおこなう
- 医療機関および地域住民に対して医療安全に関する必要な情報提供を行う
- 医療機関に対して医療安全に関する研修を実施する
- その他、地域内における医療安全の確保のために必要な支援を行う
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
医薬品医療機器総合機構では、くすりの効果効能、飲みあわせ、飲み方、使い方、くすりに関する心配事などの相談や、くすりや医療機器の承認情報等も確認できます。
医療機関が所在する市町村所管の保健所
各保健所が所管する医療機関に関しての相談や苦情などを対応しています。
対象となる相談内容
- 診療において十分な説明がなく不安
- 理由がわからず診療を拒否された
- どこに相談すればいいのか分からない
- 職員の対応が気になる
- 専門科のある病院を教えてほしい
次に掲げる事項は医療関係法規に基づく指導・調査権限等を有していないため、具体的解決までのサポートを行うことはできません。
- 医師の診断・検査内容の是非
- 医療事故であるかの判断や責任の所在の判断
- 医療機関との民事上のトラブルの仲介
- 保健所医師へのセカンドオピニオンの依頼
- 医療機関に対する評価