LMFと抗がん剤併用の相乗効果

抗がん剤はガン細胞だけでなく正常な細胞にも大きなダメージを与えるため、吐き気やだるさ、口内炎、脱毛など様々な副作用が起きてしまいます。

しかし、低分子化フコイダンを活用する医師からは「抗がん剤と低分子化フコイダンを併用すると、抗がん剤の副作用が軽減されて治療効果が格段にアップする」というケースが数多く報告されてきました。
そこで、九州大学では抗がん剤と低分子化フコイダンを併用することによる効果の検証実験と副作用軽減についての検証実験が行われております。

抗がん剤と低分子化フコイダンの相乗効果

(1)抗がん剤と低分子化フコイダンによる正常細胞へのダメージの検証実験

(使用抗がん剤:シスプラチン)

抗がん剤とLMFによる正常細胞へのダメージの実証実験


シスプラチンは多くのがんで有効性が認められているプラチナ製剤であり、現在も抗がん剤治療の中心的な役割を担っています。シスプラチンには激しい副作用も報告されており、深刻な場合には腎臓機能にも障害をもたらします。
上グラフからシスプラチン単独の場合(赤色)は、シスプラチンの濃度が高まるにつれて細胞死が大きく増強されるのに対して、低分子化フコイダンを併用すると(緑色・青色)、正常細胞へのダメージが抑制されました。
この実験から、正常細胞に対しては抗がん剤の攻撃から低分子化フコイダンが守ってくれる保護作用があると考えられます。
つまり低分子化フコイダンは抗がん剤の副作用を抑える効果があるということです。

(2)抗がん剤と低分子化フコイダンによるがん細胞への相乗効果の実験

(使用抗がん剤:シスプラチン)

抗がん剤とLMFによるがん細胞への相乗効果の実験


がん細胞(HT1080)に濃度を変えたシスプラチンと低分子化フコイダンを加え、がん細胞がアポトーシスを起こす割合を調べました。
がん細胞においてはシスプラチンの濃度が高まるにつれて細胞死が増強し、また、低分子化フコイダンの処理濃度が高まるにつれてシスプラチン単独よりもがん細胞のアポトーシスが大幅に増強されました。
この実験から、低分子化フコイダンは抗がん剤の邪魔をせずに、むしろ併用することで抗がん剤と低分子化フコイダン両方でがん細胞を攻撃していることが示されました

この抗がん剤の副作用を軽減し、抗がん剤の効果を増強するという抗がん剤との併用による相乗効果は第69回日本癌学会学術総会で「酵素消化低分子化フコイダン抽出物による癌細胞特異的細胞死及び糖鎖合成経路の改変誘導」と題して九州大学の白畑名誉教授が講演発表されました。


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