大腸がんは手術での切除が治療の基本となります。しかし、術後の検査では問題なくても、検査では分からない微小がんが全身に散らばっている可能性があります。
その微笑がんが増殖し、がんが元々あった場所の近くに出てくることを局所再発、大腸がんが大腸とは離れた骨や肝臓、リンパ節に出てくることを転移再発といいまs。
また、大腸がんが腸壁を越えて腹膜に出てくることを腹膜再発といいます。
転移・再発大腸がんに対する治療の流れは下図の通りとなります。
手術
転移・再発の大腸がんに対しては、手術が可能とされる場合は積極的に手術を行い、根治を目指します。
手術は原則として1つの臓器に限局したものが対象となります。しかし、2臓器以上であっても手術で治療効果を期待できる場合は考慮されます。
薬物療法
転移、再発時に切除不可能と判断された場合、全身状態が良好であれば薬物療法が勧められています。
転移・再発大腸がんに対する薬物療法は、大腸がんの治療方法の薬物療法に記載している治療の流れに沿って行われます。
初めは手術不可能であった場合でも、薬物療法が奏功することで切除可能となることもあります。
放射線治療
放射線は全身治療ではなく、がん細胞がある所に放射線を当てる局所治療で、がん細胞を消滅させたり、減らす働きがあります。
大腸がんの放射線治療には下記[1][2]の目的があります。
[1]全身状態が良好な薬物療法可能の患者さんに対しての症状緩和、QOLの維持を目的に薬物療法と併用して行う
[2]全身状態不良の薬物療法が困難とされる患者さんに対しての痛み緩和、症状軽減を目的に行う
がん悪液質に対する治療
「食べているのに体重が減ってしまう。」、「筋力が落ちている。」、「体重が減っている。」などの症状が出ていたら、それはがん悪液質というがんが原因でさまざまな機能障害や代謝異常を伴う合併症かもしれません。
進行がんの5~8割の患者さんでがん悪液質がみられるといわれており、がん悪液質が進むにつれて抗がん剤治療も難しくなってしまいます。早期の段階であれば、がん悪液質による栄養状態の低下や代謝異常を改善するための治療もできるので、気になる症状があれば担当医に相談しましょう。
●大腸がんはがん悪液質に対する薬が承認されています。
大腸がんのがん悪液質に対しては、エドルミズ(一般名:アナモレリン)が治療薬として承認されています。
エドルミズはグレソン様作用を持つ薬で、服用することで食欲中枢や脳下垂体に働きかけ、食欲を高めたり筋肉量の増加に役立ってくれます。
ただし、心筋梗塞や狭心症、中等度以上の肝機能障害がある場合など、服用できない方や服用に際して注意が必要な方もいます。
また、飲み合わせにも注意が必要なものもあるので、服用の際は十分に説明を聞きましょう。
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