12月2日 保険会社のがんセミナーに参加して参りました。
先進医療によるがん治療の実態と現状についてお話がありました。
平成21年12月1日現在で100種類(第3項先進医療技術として規定されている17種類を除く)の先進医療について、当該技術の施設の要件が設定されています。先進医療は、一般的な保険診療を受けるなかで、患者が希望し、医師がその必要性と合理性を認めた場合に行われることになります。
そのうちがんの検査や治療で約35種類届けがあり認められています。しかし、殆どが初期がんの治療で中期から末期の治療は少なく、先進医療に係る費用も高額です。
《例》 総医療費が100万円、うち先進医療に係る費用が20万円だったケース
- 先進医療に係る費用20万円は、全額を患者が負担します。
- 通常の治療と共通する部分(診察、検査、投薬、入院料*)は、保険として給付される部分になります。
※保険給付に係る一部負担については、高額療養費制度が適用されます。
粒子線治療は、300万円全額を患者が負担します。
粒子線治療施設の治療室は普通の大きさですが、加速器などの見えない施設に体育館1つ分位の広さが必要だそうです。将来は10分の1位の大きさになり、保険適用にもなるとのことでした。
詳しくは厚生労働省ホームページを参考にしてください。