第28回日本バイオセラピィ学会学術集会総会
進行癌患者に対する低分子化フコイダンの抗炎症作用に関する探索的検討報告
2015年12月3日~4日、埼玉県川越市の川越東武ホテルで開催された第28回日本バイオセラピィ学会学術集会総会で「進行癌患者に対する低分子化フコイダンの抗炎症作用に関する探索的検討報告」が行われました。
今回の探索的検討は、低分子化フコイダンと抗がん剤等の治療と並行して低分子化フコイダンを服用していた進行性膵臓がん患者において急速な腫瘍縮小と同時にQOLの改善、そしてCRP値が劇的に改善したケースを契機とし、進行がん患者に対する低分子化フコイダンによる変化として、抗炎症作用に着目して行われました。
フコイダンとは海藻から抽出される高分子硫酸多糖であり、特に低分子化された「低分子化フコイダン」が抗癌、抗酸化、抗炎症効果等を含む多くの生物学的活性が報告されています。
この研究はさまざまな癌腫の進行・再発癌患者に対して行われ、さまざまな癌腫が混在するにもかかわらず、炎症性サイトカインが短期間で有意に減少していた結果は興味深く、低分子化フコイダンの炎症性サイトカイン抑制作用が抗がん剤の副作用軽減に寄与している可能性が示唆されました。
今後、抗がん剤治療中の患者さんに対する支持療法の一つとして低分子化フコイダンの臨床的意義について、より詳細な検証が望まれるとのことでした。
※この発表内容は、第74回日本癌学会学術総会、第53回日本癌治療学会学術集会、米国ボストンで開催された第12回国際SIO会議(国際統合腫瘍学会)でも、演題の表現は違いますが、同じ内容で発表されています。
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