エンザルタミド(イクスタンジ)
■一般名
エンザルタミド
■薬の種類
抗アンドロゲン剤
■商品名
イクスタンジ
■製造・販売会社
アステラス製薬
■投与方法
経口投与
■適用となるがん
去勢抵抗性前立腺がん
■作用
去勢抵抗性前立腺がんにおいてアンドロゲン受容体のシグナル伝達を複数の段階で阻害する抗アンドロゲン剤です。2014年3月に製造販売が承認された新薬です。
■副作用
血液 | 貧血、ヘモグロビン減少、白血球減少、好中球減少症 |
心臓 | 心電図QT延長 |
腎臓 | 頻尿 |
肝臓 | 肝機能異常 |
耳 | 回転性めまい |
眼 | 流涙増加 |
消化器 | 悪心、下痢、便秘、嘔吐、腹部膨満感、上腹部痛、消化不良、口内乾燥、服痛、胃炎、口内炎、腹部不快感、胃食道逆流性疾患 |
全身 | 疲労、無力症、末梢性浮腫、体重減少、疼痛、悪寒、倦怠感 |
代謝 | 食欲減退、低カリウム血症、脱水 |
筋骨格系 | 関節痛、筋肉痛、背部痛、筋力低下、四肢痛、筋骨格硬直 |
神経系 | 頭痛、浮動性めまい、味覚異常、末梢性ニューロパチー、認知障害、不眠症、不安、うつ病、幻覚 |
生殖系 | 女性化乳房 |
呼吸器 | 呼吸困難、咳、鼻出血 |
皮膚 | 皮膚乾燥、発疹、多汗症、そう痒、寝汗、脱毛症、紅潮 |
血管 | ほてり、高血圧、潮紅 |
その他 | 転倒、脊髄圧迫骨折 |
重大な副作用 | けいれん発作、血小板減少 |
何故、副作用は起きるのか?
「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。
いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。
抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果
低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。
(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。
お問い合わせ先
NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。
臨床に基づいた飲用方法、がん治療についてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。
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