キイトルーダ（ペムブロリズマブ）

ペムブロリズマブ（商品名：キイトルーダ）は抗PD-1抗体とよばれる種類の免疫チェックポイント阻害薬の一つです。
現在、多くのがん種で適応となっており、その効果には大きな期待が寄せられます。

適応となるがん

悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI陽性の固形癌（標準治療が困難な場合に限る）、根治切除不能または転移性の腎細胞癌、腎細胞癌における術後補助療法、再発またが遠隔転移を有する糖頸部癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、治癒切除不能な進行・再発のMSI陽性を有する結腸癌・直腸癌、PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌、がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量（TMB-High）を有する進行・再発の固形癌（標準治療が困難な場合に限る）、進行または再発の子宮頸癌、再発または難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫

キイトルーダの作用

がん細胞は自身が増殖するために、免疫細胞の一つであるT細胞の働きを抑えるための信号（PD-L1）を送ります。がん細胞上のPD-L1というタンパク質と免疫細胞上のPD-1というタンパク質が結合することで、T細胞などの免疫細胞が攻撃を抑えてしまいます。

キイトルーダはPD-1に結合し、PD-1リガンドであるPD-L1およびPD-L2との結合を直接阻害し、がん細胞からT細胞に送られる信号を遮断します。その結果、T細胞が活性化され、抗がん作用が発揮されると考えられています。

《出現する主な副作用》

QOLを落とさずに治療を受けるために

免疫チェックポイント阻害薬であるキイトルーダにも様々な副作用があります。治療の影響により体力が低下してしまうと、治療が中断となってしまうこともあります。

当会では、西洋医学によるがんに対する攻撃を援護し、患者さんのQOL（生活の質）を維持するために、低分子化フコイダンを使ったがん統合医療の啓蒙活動を行っております。
九州大学で2002年より基礎研究が行われている低分子化フコイダンは、免疫力を強化する作用やがんに対する作用も確認されております。

低分子化フコイダン療法についての詳細は、低分子化フコイダンのページをご確認ください。

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