タモキシフェン(ノルバデックス)
■一般名
タモキシフェン
■薬の種類
抗エストロゲン剤
■商品名
ノルバデックス
■製造・販売会社
アストラゼネカ
■投与方法
経口投与
■適用となるがん
閉経前、閉経後乳がん
■作用
乳がん細胞にはエストロゲンと結びつく受容体があり、エストロゲンが受容体と結びつくことで乳がん細胞が増殖します。タモキシフェンはエストロゲンよりも先に受容体に結びつきエストロゲン受容体をブロックする抗エストロゲン薬です。
■副作用
肝臓 | 肝機能異常、脂肪肝 |
生殖器 | 無月経、月経異常、性器出血、卵巣嚢胞 |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛 |
精神神経系 | 頭痛、めまい、不眠、抑うつ、感覚異常 |
皮膚 | 発疹、発汗、脱毛、皮膚血管炎 |
筋骨格系 | 筋肉痛 |
その他 | ほてり、潮紅、体重増加、浮腫、骨痛、発赤、疲労、倦怠感 |
重大な副作用 | 無顆粒球症、白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少、視力異常、視覚障害、血栓塞栓症、静脈炎、劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ帯、肝不全、高カルシウム血症、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮内膜症、間質性肺炎、アナフィラキシー、血管浮腫、皮膚粘膜眼症候群、水疱性類天疱瘡、膵炎 |
何故、副作用は起きるのか?
「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。
いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。
抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果
低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。
(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。
お問い合わせ先
NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。
臨床に基づいた飲用方法、がん治療についてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。
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