抗VEGFR2抗体ramucirumabの単剤投与が進行胃・胃食道接合部腺癌の2次治療として米国で承認
がんセンターが進めるのは「スクラムジャパン」と呼ぶプロジェクト。13年から肺がん、14年から大腸がんの患者を対象に、遺伝子の診断を始めていた。診断では米医療機器メーカーが開発し、米国立がんセンターが採用した新しい検査薬を使う。1回の診断で140個以上の遺伝子変異が分かり、検査の効率化が進む。国内では承認されていないため、今回のプロジェクトを通じてデータを蓄積。20年をめどに承認につなげたい考えだ。がんセンター早期・探索臨床研究センターの大津敦センター長は「今後すべてのがんに枠組みを広げ、通常の診断で結果が生かせるようにしたい」としている。