目次
■ 罹患率（りかんりつ）
対象とする集団の中で、一定期間内に新たに病気にかかった人の割合をいいます。
たとえば、人口１０万人あたりの罹患率は、「発症者数÷１０万人」という計算式で算出されます。
■ 良性腫瘍（りょうせいしゅよう）
増殖の速度が遅く他臓器への転移の可能性が低い腫瘍の事をいいます。
多くは生命へ危険を及ぼす物ではありませんが、腫瘍が大きくなり痛みを伴っている場合などには、外科手術が勧められます。また、悪性腫瘍と区別するためにも、慎重な検査と観察が大切です。
■ 臨床試験（りんしょうしけん）
新しい薬や治療法、そして検査法の安全性と有効性の検証を行うための診療の事をいい、主に研究を目的として行われます。長期間、多くの患者さんのもとで行われ、その結果、一定の基準に達していると判断されたものだけが一般の診療に取り入れられるようになります。
■ リンパ節（りんぱせつ）
リンパ節とは、全身に広がっているリンパ管が集まっている部分で、免疫器官のひとつです。
細菌やウイルスなどの異物を攻撃し、排除する役割を担っています。
■ リンパ節廓清（りんぱせつかくせい）
手術時にがんだけでなく、周囲のリンパ節も残さず切除する事をいいます。
がんは、リンパ液を通って転移する可能性があるため、このような方法が必要になる場合があります。
■ リンパ浮腫（りんぱふしゅ）
リンパ節を切除した後、腕や脚にあらわれるむくみの事をいいます。
放射線治療を受けた後にも起こる場合があります。リンパ浮腫を完治させることは難しいですが、リンパマッサージや専用のストッキングを着用する事で改善されます。また、近年ではリンパ管をつなぐ手術も試されています。
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