XELOX療法の効果と副作用について

XELOX療法の効果と副作用について

XELOX療法(CAPOX療法)

XELOX(ゼロックス)療法は、オキサリプラチンカペシタビン(ゼローダ)の2種類の抗がん剤を併用する大腸がん胃がんで用いられる治療法です。複数の抗がん剤を使用する、いわゆる多剤併用療法は作用の異なる抗がん剤を組み合わせるため、単剤での治療よりも高い効果があります。
XELOX療法という名称は、カペシタビンの商品名である、ゼローダ(英:Xeloda)とオキサリプラチン(英:Oxaliplatin)の頭文字を取って名付けられていますが、カペシタビン(英:Capecitabine)から取って「COPOX療法」、または「capeOX療法」と呼ばれることもあります。

適応となるがん

  • 大腸がん(切除不能な進行・再発の大腸がんの1次2次治療、術後補助化学療法)
  • 胃がん(切除不能な進行・再発の胃がんの1次2次治療、術後補助化学療法)

※各薬剤についての詳細は、薬剤名をクリックし各ページでご確認ください。

使用する薬剤種類商品名主な作用
オキサリプラチン抗がん剤
(プラチナ製剤)
エルプラットがん細胞のDNAに結合し、DNAの合成を阻害することで、がん細胞の増殖を抑え、死滅させます。
カペシタビン抗がん剤
(フッ化ピリミジン系)
ゼローダそのままでは抗がん剤としての効果はなく、がん細胞の中に多く存在する酵素によって5-FUに変換されます。その為、がん細胞に局所的に攻撃ができ、5-FUを直接投与するよりも正常細胞へのダメージが少なくなります。

投与スケジュール

XELOX療法は3週間で1サイクルとし、下図の内容で投与を繰り返します。
カペシタビン(ゼローダ)は1~14日目まで毎日服用し、1週間休薬、オキサリプラチンは各サイクルの1日目に点滴で投与します。


主な副作用

XELOX療法は2種類の薬剤を使用するため、単剤療法に比べて高い効果が期待できますが、現れる可能性の高い副作用も多くなります。XELOX療法でよく報告されている副作用とその対処法を把握しておきましょう。

主な副作用対策・対処法
悪心、食欲不振、味覚異常食欲不振や味覚異常が原因で、1日の食事量が極端に減ってしまうと必要な栄養が摂れず、体力が大きく低下してしまいます。対策として、手軽に食べられるものを常に準備しておき、食べられる時に口にしましょう。1日3食や1回の量にこだわらず少量ずつ回数を分けて摂る、などのようにするのもいいでしょう。
下痢・嘔吐どちらも長く症状が続くと、脱水症状を引き起こしてしまうため、しっかり水分を摂るようにしましょう。また、病院で症状を訴えれば吐き気止めや下痢止めを処方してもらえます。症状が出た時は我慢せずに伝えるようにしましょう。
手足症候群手のひらや足の裏にしびれやヒリヒリ、チクチクとした痛み、手足の皮膚に赤みや色素沈着などが現れます。症状が軽いうちに対処できれば良くなる副作用なので、治療が始まったら自身の手足をよく観察し、変化があればすぐに気が付けるようにしておきましょう。
症状が現れたらその部位には刺激を与えず、摩擦を避け、保湿を心がけるようにしましょう。
末梢神経障害寒冷刺激によって起こる、手足や口の周りのしびれ、感覚が鈍る、痛みが出るなどの副作用です。対策としては、原因となる寒冷をできる限り避けて生活をすることです。冷たいものに触れない、冷えたものを口にしない、手足を温めるなどで症状を軽減させましょう。
骨髄抑制
(白血球、赤血球、血小板の減少)
血液成分(白血球、赤血球、血小板)を造る骨髄の機能が低下し、それぞれの成分が減少する副作用です。
体の抵抗が弱くなるため、感染症にかかりやすくなったり、めまい・貧血・息切れ・頭痛・血が止まりにくくなる等の症状が現れます。
骨髄抑制を引き起こしてしまった時は、激しい運動はしない、出血につながる行為(ケガ、皮膚を強くこする等)を避ける、などの対策をとりましょう。また、感染症対策として、常に清潔な衣服を身につける、外出後の手洗いうがいの徹底、マスクの着用、口腔ケアで口腔内を清潔に保つ、等が推奨されます。


副作用を最小限に留め、治療成績を向上させるには

抗がん剤は、がん細胞だけでなく細胞の生まれ変わりの速い正常な細胞も攻撃の対象にしてしまいます。結果として「正常細胞が抗がん剤のダメージを受ける」=「副作用」として現れています。
つまり、がん細胞だけが抗がん剤の攻撃の対象になれば、正常細胞への攻撃がなくなり、副作用も出ないということになります。
それを実現するための手段の一つが、当会の推奨する「低分子化フコイダン療法」です。
低分子化フコイダン療法とは、西洋医学(手術・抗がん剤・放射線治療)に低分子化フコイダンを加えることで、西洋医学の治療成績を上げてくれると考えられているものです。
化学療法(抗がん剤治療)の場合は九州大学の基礎研究の中で、抗がん剤の単体投与よりも抗がん剤に低分子化フコイダンを加えた時の方が、がん細胞を自滅に追い込む作用(アポトーシス誘導作用)を増強させることがわかっています。
また、低分子化フコイダンのアポトーシス誘導作用は、がん細胞にだけ特異的に発揮し、正常細胞にはむしろ抗がん剤のダメージから守ってくれる保護作用があると考えられています。
多剤併用療法であるXELOX療法では、使用する2種類の抗がん剤どちらの副作用も出てしまう可能性があるため、少ない副作用で治療を受けられる低分子化フコイダン療法を是非ご検討下さい。
下記リンクより詳細をご確認いただけます。

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